ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる
著者/梅田望夫
評価/☆☆☆☆
インターネットの進化はまだまだ始まったばかり。
昨年の今頃に発売されたヒット作をようやく手に取る機会に恵まれました。
コンピュータ用語の飛び交う本かと思いきや、かなり参考になるビジネス書だと感じました。
読んでいて損はないと思います。
「オープンソース」「ネット世界の三大法則」「Web2.0」「ロングテール現象」
各項目の詳しい説明は省きますが、これらの考え方や知識は今後のビジネス社会を生きる為には不可欠のように感じます。
とりわけ、toseaが働いている学校の現場(管理部門を除く)にとって「Web2.0」「ロングテール現象」の理解と活用によって得る恩恵はきわめて大きいと思います。
話が逸れますが、学生が就職する時に悩むことの2大要素は、
「就職活動の方法」と「自分がやりたい仕事を探すこと」です。
この2つの疑問をもつ学生の多くは恐る恐る就職課に着てくれます。
(少なくともtoseaの大学では。。。)
しかし、この悩みで就職課に来てくれる人は多くても学生全体の6〜7割でしょう。
残りの3〜4割のニーズを掴むことに力を注ぐ必要が、キャリア教育も含めて重要な意味を持つように感じてきました。
その対策として「Web2.0」を活用することは極めて重要になるのです。
mixiなどを見ていると、ウェブ上のほうが忌憚なく自分の意見を書き込めるのであれば、導入の段階でブログなどのツールを活用するのも悪くないと思います。
もちろん、セキュリティや荒らし、個人情報などについて十分に対策をとらなければなりませんが、ある程度のリスクを覚悟してゴリ押しするのも、大学を変革させるために必要かもしれません。
と、まぁこの話はこの辺にしといて、
本では上記の4つの事項などについて、グーグルやアマゾンを挙げて説明しています。これらの企業とヤフーや楽天、ライブドアとの違いも述べています。
この本で最も印象的だった部分は、終盤で出てくる羽生善治さんの[高速道路」論です。
ハイライトが本の著者の意見ではなく、違う人の意見!?
なんて声が聞こえそうですが、この話を聞いて思わず「なるほど!」と手を叩いてしまいそうになった。
羽生氏の話を本から抜粋すると、
「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています。」
『ウェブ進化論 P210』より抜粋
将棋の話なのに全ての本質を見抜くかのようなこの言葉。
うなるのも納得いきませんか?
「決断力」(著:羽生善治)をもう一度読みたくなってきました(□。□-)
ある程度に到達するための手段はとても楽になったが、到達した地点には多くの人がいて、結局はその中での競争に勝ち抜かなくてはならないということでうす。
つまり、この考え方は「ITやネットはあくまでもツールである。」
ということだと思います。
到達点での競争に勝ち抜くのは言うまでもありませんが、その前にツールというのは使い方がとても重要。だというのを忘れてはいけません。
高速道路を走るにはルールがあるのです。
火が生活に欠かせない物であると同時に武器になりうるのと一緒で、
使い方が非常に重要だということです。
ツールばかり進化して、使用方法に追いついてない人が最近多いのではないかと思います。もちろん自分も含めて。
自分が仕事をする上で忘れていたモノを気付かせてくれたように感じます。
もし読んでいない人はぜひ読んでほしい1冊です。
| ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる | |
![]() | 梅田 望夫 おすすめ平均 ![]() ネットの光の部分に焦点を当てた本です 読者の関心を掴んで離さない ウェブ上で何ができるか 論文がムショウに書きたくなった! 遅ればせながら読後感Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 決断力 | |
![]() | 羽生 善治 おすすめ平均 ![]() プロ意識の凄み ためになる、やさしい一冊です。 スポーツのメンタル面にも役立つ 頭が良いから?違うよ! 将棋の世界での決断力Amazonで詳しく見る by G-Tools |


ネットの光の部分に焦点を当てた本です
読者の関心を掴んで離さない
ウェブ上で何ができるか



