
巨人軍論
著:野村 勝也
「巨人軍は永遠に不滅です。」
長島茂雄が引退時に言った不朽の名台詞。。。
その面影が現在の巨人にはあるのだろうか?
今オフ、日本で活躍していた外国人助っ人(グライシンガー、クルーン、ラミネス)との契約を発表。
本書で語られているのはまさにこの部分である。
巨人が行うこの行動が、若手育成を放棄させ、若手の意欲を取り上げ、組織の崩壊を招いてるというのが本書でも語られている。
読んでて今の日本の国の惨状とよく似ている。
まさにミニ日本。
いっそのこと、ナベツネや高齢の政治家に長期休暇をあげてはどうだろうか?
その間の決定事項や業務運営等々はすべて下の世代が行う。
辞めろと言っても辞めるわけがないので苦肉の策である。
ナベツネや高齢の政治家を決して無能だとは思わない。
しかし、彼らも時の流れや時代の変化には勝てないのである。
時代にはその時代の感性や感覚があって、それを世代を超えて共有するだけでも難しいのに、ましてやコントロールすることはほぼ不可能なのだ。
だから、組織というものを構成して、仕組みを作る必要がある。
話が逸れたので、少し戻す。
本書は、巨人の歴史をたどりながら、相変わらずの持論を展開している。
「野村ノート」など彼の本を何冊か読んでいるので、その主張は常に一貫しており、目新しさがない分、少しつまらなく感じた。
ただ、組織論としての規律の重要性は非常に納得できる部分が多く、とても参考になった。
著者は「野球は間のスポーツである。」といい、野球は頭でするもので、精神論で行うことを批判している。
これについては藤川がストレートを投げてこないことに清原が怒った場面が思い起こされるが、toseaもそう思う。
先日の北京五輪の予選で多くの人が見た、あの息の詰まる瞬間のプレーや戦略、選手の表情を見て、野球をつまらないという人は少ないだろう。
しかし、あれだけの真剣さがいささか感じられないのが、現在の日本球界の崩落の原因であり、巨人の寂しさなのだろう。
| 巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (ワンテーマ21) | |
![]() | 野村 克也 おすすめ平均 ![]() V9巨人に学ぶ常勝組織育成へのヒント 野球ファンに限らず、全ての指導者に。 野村監督の実績の影にはV9の巨人あり 伝統を維持するとは難しいものだ 昔の巨人は・・・Amazonで詳しく見る by G-Tools |


V9巨人に学ぶ常勝組織育成へのヒント


