人は見た目が9割著者/竹内一郎
出版/新潮新書
評価/☆☆☆(単なる雑学的な本ではなく、専門的な要素もありおもしろい)
toseaが書店をふらついていると、ふと目に留まったタイトルが・・・。
「人は見た目が9割」その通りだ!と思いながらぱらぱらめくると、
アニメの部分があり、軽く流し読み…なかなか、おもしろそうやん!確かに、アングルで感じ方が変わるなぁ。(←読まないとわかりません。)と感心しつつ、レジ直行!「ありがとうございましたー!」と店員さんの笑顔。
ってなわけで、ほぼタイトルだけ見て購入してしまいました。
今年の「タイトル即買い書籍」は
「プロ論。」
「頭がいい人、悪い人の話し方」
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」
「野村ノート」
に続いて4冊目。
機会があれば、これらの
レビューもしてみたいと思います。
さてさて、「人は見た目が9割」ですが、何ともわかりやすいタイトルです。
最近はこんな風にわかりやすいというか、具体的にどんなことを書いているのかがわかるタイトルの付いた本が多くなってきています。
しかも、そんな本が売れています。
やっぱり
コピーというのはとっても大切なのだと痛感します。
本にとって、タイトルは唯一の広告と言っても過言ではないですからね。
さてさて、本の内容ですが、意外と専門的な分野に突っ込んで書かれています。
実際、著者が言いたいことは「ノンバーバル・コミュニケーション」の重要性です。
つまり、「人は見た目が9割」というのは副題のようなものです。
「ノンバーバル・コミュニケーション」とは言葉以外での伝達すること。
最もわかりやすい例はジェスチャーがそうですね。
ほかにも、絵や色、匂いなども立派な「ノンバーバル・コミュニケーション」の1つです。
もし、あなたが絵を見たときに、太陽が青で描かれていたとしたら、何を感じますか?
画家はこの絵を描いたときに寂しい想いや悲しい想いを持っていたのではないか?
なーんて思いませんか?色も立派な「ノンバーバル・コミュニケーション」である1つの例です。
著者である竹内一郎氏は劇作家であり、漫画家であり、作家でもあるという「伝える」ということに関してはプロ中のプロ!
そんな著者が「ノンバーバル・コミュニケーション」についてよい書物が最近はないので、自分で書いてみたという1冊。
著者が「ノンバーバル・コミュニケーション」を重要視する理由は1つ。
我々が言葉から受ける情報(バーバル・コミュニケーション)は7%に過ぎず、あとの93%は言葉以外から受ける情報(ノンバーバル・コミュニケーション)だからである。社会人(特に営業やコールセンターに配属の方)は多くの人が導入研修で、「ノンバーバル・コミュニケーション」について
勉強するのではないでしょうか?
上記の言葉から受ける情報は7%というのは、
アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士が行った実験結果です。
もう少し詳しく言うと、人が他人から情報を受け取る比率は次のようになっています。
顔の表情 55%
声の質(高低)、大きさ、テンポ 38%
話す言葉の内容 7%つまり、会話しているときに、話している内容の
10%も相手には伝わっていないということです。
だからこそ、わかりやすく
シンプルに相手に伝えるということが大切なのかもしれません。
よって営業にとって、顔の表情や身だしなみは特に大切です。
第一印象で人の印象の8割決まってしまうとも言われています。
これは、公式な場であれば必ず
スーツというのではなく、TPOや相手に合わせることがかなり重要です。
某IT企業社長の○江貴文さんはラフな格好で会合などに出ていらっしゃいますが、それ自体は特に問題はないと私は思います。
ただ…、
相手がナベツネだったり、企業のトップにいらっしゃる、頭のカターイ方々を相手にするなら、相手が納得する
スタイルで望むのが営業としてすべきことではなかったのかな?とも思います。
休話閑題。。。
そして、この本は「ノンバーバル・コミュニケーション」がどのような場面でどのように使用され、どういった影響を及ぼすのかということを、様々な題材を用いて述べています。
最もわかりやすいのは漫画。
著者が漫画家ということもあり、詳しく述べられています。
絵というのはとても重要な要素ですよね。
昔は、
ドラゴンボールを小説にしたらおもしろい!とか言ったものです(笑)
もし、ほんとに小説化したら、擬音語ばかりでしょうね(^^;)
この本を読んでいると、私たちは言葉を主な意思疎通の手段として使っていますが、実際は「ノンバーバル・コミュニケーション」を補足するために、言葉のような「バーバル・コミュニケーション」が生まれたのではないかと思います。
人間以外の生物は言葉を発しません。しかし、その生物特有のしぐさや泣き声などで、さまざまなコミュニケーションをとっています。
人間は最初から言葉を話せたわけではないと思うので、「ノンバーバル・コミュニケーション」が土台となった上で、言葉が生まれ、文字が発明され、こうして現在の私たちがあるわけです。
それならば、私たちは言葉に頼り過ぎている面はあるのではないでしょうか?
昨今、コミュニケーション能力が非常に重要視されています。
言葉ではなく、もっと人を観察して、そこで見つけたその人の情報というのは、本当の意味でその人の真実を表しているのだと思います。
また、情報化社会で人は膨大な情報を一瞬にして手に入れることができるようになりました。
しかし、情報化社会で重要なのは情報量ではなく、情報を取捨選択する能力です。
言葉や文字の情報はきわめて重要な情報ですが、そればかりに目を向けていると、残りの93%を見落としている可能性があるのです。
残りの93%の部分に情報を分別する秘訣があるのでは?とtoseaは強く感じました。
一度、立ち止まって目に見えているものを考え直してみる。
マニュアル化された社会にでは、それが相手を理解する重要な要素の一つなのかもしれません。
「ノンバーバル・コミュニケーション」に興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
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